第8回はSSシリーズ「太平記」であります。
1991年(平成3年)とシミュレイターの奥付にありますが、もう20年以上前。
往時を思えばまことに夢のごとしで、
「露とおち 露と消えにし わが身かな 難波のことも 夢のまた夢」であります。
いや、まだ消えてないですけどねw
シミュレイター誌はこの32号から一回り小さくなってB5サイズになってしまいました。
たぶん資金的に苦しくなったのでしょう。
90年代に入るとシミュレーションゲームは明らかに売れなくなっていました。
おもちゃ屋であれほど存在を主張していたシミュレーションゲームのボックスも
次第に少なくなってゆきました。
そういう逆風の中で翔企画が世に問うた作品群がSSシリーズだったものでありましょう。
このSSシリーズ「太平記」というゲームは、
ちょうど放送予定だったNHKの大河ドラマ「太平記」に合わせて作られたらしいのですが
一過性のブームを狙った作品にとどまらず、
「太平記システム」として、後にいろいろなテーマの作品に流用されるシステムの元祖となった、
という点でも興味深い存在だと思います。
漫画はゲームのリプレイというよりは、当時あまり馴染みのなかった
史実の「太平記」とゲームシステムの紹介的なものになったのでした。
1991年(平成3年) シミュレイター誌第32号掲載



























