6月になりました。
ゲームジャーナル本誌は今月95号が出たところです。
えらいなあ。変わらず頑張っておられる。

今回のゲームジャーナル29号は2008年12月発売でした。
2008年といえば9月にリーマンショックが発生して世界的な大不況を引き起こした。
……ていう大騒ぎがあったんですが、まぁ、個人レベルでは特に生活に変化もなくマンガ描いたりゲームしたりしてたみたいですね、何なんでしょうか、ま、いわゆる世界経済とかあまり関係無い商売だから、とは言えますが。

29号のゲームは「激突!バルジ突破作戦 第三帝国の逆襲」
「絶賛を受けた「激闘!キエフ奪回作戦」のシリーズ第二弾登場!前作で好評を博した「支援チット」システムがさらに発展進化。(中略)多彩な装備チットの数々がゲームを盛り上げる。」
と、内容解説にはありまして、部隊や武器、人物の特殊能力とかを「支援チット」という形でユニットに取り付けてプレイするというシステムでした。
作戦級のゲームに戦術的な味付けをプラスするという感じでしょうか。
しかし「バルジの戦い」といえば、映像にも多く取り上げられゲームも山ほどあるのですが何年経っても魅力の尽きない、ある種の「伝説」なのでしょうね。


ゲームジャーナルNo.29  2008年12月1日発行

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5月もはや半ばとなりました。
ようやく暖かくなってきたようです。

ゲームジャーナルNo.28のゲームは「1813 諸国民戦争」と「春秋戦国」2in1
言うまでも無く諸国民~の方はナポレオニック、春秋~の方は古代中国紀元前という時代設定。
漫画は春秋~の方をテーマにしているんですが、さすがにあまり馴染みのない時代なので作画資料に苦労した覚えがあります。
どんな服着せたらよいか判らん、てことで図書館に行って古代中国の資料を借りてきました。
まあ何しろ紀元前ですから、資料といっても要するに考古学的なもので、出土した兵士をかたどった人形から甲冑の様子を推定したり、古代の墳墓に残された壁画から装束を推定したり、そんな感じです。
普段何着てたとか農民とかどんな格好だったかとか、曖昧模糊として推測でしかない。
さすがに古代中国となると(ゲーマー間での)知名度も低いので、本誌記事には天津老師師による「故事成語で語る春秋戦国人物ガイド」が掲載されました。28号で最も勉強になる記事だったかも。
他には柿崎唯氏の「シミュレーションゲーム批判序説もどき---ロンメルがいなかったら「北アフリカ戦」は至極まともな戦いになっていただろう」も面白かったです。

ゲームジャーナルNo.28   2008年9月1日発行


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GJ27号のゲームは、かの名作「アフリカン・ギャンビット」
かつてアドテクノスからゲーム付書籍の形式で1983年に発行。他に「アルデンヌの霧」「異聞関ヶ原 家康最大の敗北」とか、ありました。
あの頃、書店に並んだアドテクノスのゲームブックのシリーズを見て、うわぁ、シミュレーションゲームが一般書店に並ぶようになったなんて!すごい。と感慨にふけったり、しましたな。
でもそれも一時で80年代以降ボードSLGの業界は冬の時代になってしまうのですが。
しかしながら20余年後、本号でみごと復活を遂げ再販のはこびとなりました。めでたい。
デザイナー高梨先生のデザイナーズノートも大変面白いのでご一読をオススメしたいのですが、古本を探さないといけないかな。

2008年6月1日発行


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